東邦チャレンジ

TOHO's Challeng

運送会社というのは残念ながら、それほど魅力のある業種ではないと思われます。
学生さんのイメージも世間の見る目も、「きつい、つらい、稼げない」というのが一般的。だから「働く人が集まらない産業」になりつつあります。しかしよく考えてみてほしいのです。運送、物流は生活の根幹にかかわる仕事であるということを。
例えば東日本大震災の際には、生きていくための食糧や生活必需品などを被災地に届ける役割を、私たち物流業の人間が担いました。
そう考えると、物流業は本当に欠かせない産業ですし、誇りを持ってできる仕事でもあります。しかしそれに対して、働きたいと思う人がどんどん減っているのが現状です。
理由を考えてみると、やはり「川下」の仕事というイメージであることが大きい。
そこで私たち東邦運輸は、物流業への様々なマイナスイメージを払拭するために、まずは自分たちの会社から変えていくことに、取り組み続けています。
もちろん対外的なイメージだけではなく、内側もよりよい方向に進まなければいけません。
従業員が、常に誇りとやりがいを感じながら仕事ができる会社であることを目指して東邦運輸は「チャレンジ」を続けていきます。

東邦チャレンジ 〜脈々と続いているチャレンジ精神〜

他社とは違うことや新しいことは、東邦運輸43年間の歴史の中でも取り組んできました。
例えば今から20年前には、いち早くGPSを導入。
当時は携帯電話もまだ一般的ではなく、GPSと言ってもピンとこない人が、ほとんどでした。
そんな中、当社ではGPSの導入を進めましたが、残念ながら現在までは継続してません。
その当時を思い返してみると、機能面と業務面でのマッチングが上手くいかず、5年ほどで使用をやめました。
その他には15年~20年前には、複数の同業者と共に、中国進出を目指したこともあります。
まずは中国に物流会社を設立したかったのですが、文化などが違うせいもあり、上手くはいきませんでした。
中国でできなかったのは、私たちの常識と、先方の常識が違い過ぎたことも要因の一つです。
大型トレーラーを加えたのも、取り組んだチャレンジの一つです。
運送の仕事をしていてステップアップをしたい人は、トラックの次はトレーラーを希望します。
しかし当社にはトレーラーがないので、10年ほど前から従業員のステップアップとしてトレーラーを導入するようになりました。このように、結果的に失敗に終わった取り組みや事業もありましたが、従来の運送会社のやり方にこだわらずにチャレンジをしてきたことは、現在の「東邦チャレンジ」のスピリットへとつながっているので、決して無駄ではありませんでした。
今後も、特に若い世代のセンスやアイデアを生かして、新しいことに取り組んでほしいと思っています。

「チャレンジ」は創業時から

今、私たちは「東邦チャレンジ」として新規事業に取り組んでいますが、
これは急に始めたことではありません。
東邦運輸は、創業以来ずっと、「他にはないことをやる」というポリシーを持ち続けています。
「不用品を処分したい、売りたい」「引っ越し後に部屋をきれいに」「データの処分をしてほしい」など、モノを運ぶこと以外でも、お客様からの様々な要望、あるいはお客様の困り事に、全力で対応し、やり遂げてきたのです。
つまり当社には、「お客様のためになるなら運送会社の枠を超えて仕事をする」という企業風土が、しっかりと根付いています。
また、対お客様だけではなく、社内においても「新しいこと」「他社にはないこと」を取り入れてきました。
例えば、今から7年前に導入したオレンジと黒を配した制服。
それまでは、いわゆる作業着の定番カラーである薄いブルーの、何のデザイン性もない制服で、オイルなどのシミや汚れだらけでした。
しかしそれを、汚れが気にならず、しかもパッと目を引く配色の制服に変えたのです。
当時はそんな制服の運送会社はなく、同業他社からは変な目で見られたりもしました(笑)。他にも、世間では当たり前にやっているのに、当時の物流業界ではどうでもよいと思われていた、従業員の身だしなみや挨拶の徹底なども、当社はいち早く努めてきました。

地域にも社員にも愛着を持たれているコーポレートカラー

常にチャレンジし、新しいことを取り入れてきた当社ですが、変えずに守り続けてきたものもあります。
その一つが、コーポレートカラーである青とオレンジ。
創業時に、この2色をコーポレートカラーとして定めた理由は、ごく単純で「目立つから」。
当時は運送会社のトラックというと、白か青が一般的だったので、青とオレンジはとても目立ちました。
それで街中では東邦運輸のトラックはすぐに分かりましたし、地域の方々にもしっかりと覚えてもらうことができたと思っています。
コーポレートカラーについては、今の会長が社長へと経営を引き継ぐ時に、世代交代の意味もこめて、一新したらどうかという提案が会長からありましたが、青とオレンジは変えませんでした。
提案があった際には会議で話し合い、ほぼ満場一致で変更しないことに決まったのです。
「東邦運輸=青とオレンジ」が地元に浸透し、親しまれていたこともありますし、従業員の意識に、新しいことにチャレンジしながらも、変わらずにいたい部分があったからでしょう。
また、多くの同業他社が社名をカタカナや英語に変更する中、「東邦運輸」という社名がいいと従業員が望むのも、自分たちの会社を愛することの表れだと思っています。

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